クラシック音楽史〜バロック時代〜

音楽史においては、1600年頃〜1750年頃までの時期を「バロック時代」と呼ぶのが
一般的になっています。

現在、人気があるのはどんな作曲家かというと、イタリア人のアントーニオ・ヴィヴァルディ、ドイツ人のヨハン・セバスティアン・バッハ、ドイツ生まれでありイギリス育ちのジョージ・フレデリク・ヘンデルが思いつきます。

この3人は、バロック時代の後半に大活躍をしました。
有名な楽曲をピックアップしてみましょう。

 

■アントーニオ・ヴィヴァルディ「四季」

ヴィヴァルディの「四季」は、それぞれ、「春」「夏」「秋」「冬」と名づけられた4つの協奏曲で構成されています。
オーケストラの伴奏がありつつ、独奏楽器がメインを演じる協奏曲という分野を確立した最初の作曲家の中には、ヴィヴァルディも含まれています。

「四季」の4曲は、独奏ヴァイオリンの他、第1および第2ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音の5つからなるオーケストラのために書かれたもの。
通奏低音のパートは他のパートのように、特定の楽器の指定がありません。
低音弦楽器(チェロやコントラバスなど)の他、ファゴット、チェンバロ、オルガン、リュート、ギターなどで演奏することもできます。

■ヨハン・セバスティアン・バッハ「管弦楽組曲第3番」

バッハの「管弦楽組曲第3番」は、ヴァイオリン独奏のための「G線上のアリア」に編曲されたことでも有名な楽章をもっています。
星の数ほどあるバッハの音楽の中でも、特によく知られています。

組曲は、バロック時代に人気のあったジャンルです。
この時代に流行したあらゆる舞曲などからなっています。

4曲のオーケストラのための組曲が、バッハにより残されています。
それらの曲には、最初に序曲が置かれているという共通点があります。
第3番は、弦楽合奏にオーボエ、ファゴット、トランペット、ティンパニが加わり、華やかな印象を残します。

■ジョージ・フレデリク・ヘンデル「オラトリオ[メサイヤ]」

言わずと知れた「ハレルヤ・コーラス」ですが、実はこの作品の一部だということをご存知でしょうか。

「オラトリオ」という分野の声楽曲の題材は、キリスト教の教えにあります。
オペラにも近いものが、オラトリオにはあります。
二つが違うのは、登場人物には演技が求められていないという点です。

「メサイア」とは「救世主」を意味し、キリストを指しています。
その内容には、キリストの一生を辿りながら、キリスト教徒たちにさらに深い信仰心を持つように説くというものがあります。

通常、オラトリオでは、登場人物が出てきて、対話を交わす場面があります。
ですが、このメサイアで登場人物が現れることはありません。
聖書から台本が取られているのです。

ソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱者と合唱、弦楽合奏、オーボエ、
トランペット、ティンパニという楽器編成になっています。